椿 読書録

読書とその他楽しみの記録です。

著者名 ま行

<本>森見登美彦の京都ぐるぐる案内

森見登美彦作品の舞台や関連する場所などを集めた、京都ガイドブック。 森見作品によく出てくる京都大学や下鴨神社、鞍馬山のあたりって、私はほとんど行ったことのないエリアだったので、写真と地図で図解されてて理解が深まりました。 ちょっと残念だった…

<雑誌>Feel Love vol.8 特集・森見登美彦 拝啓太宰治さま(2010年・祥伝社ムック)

たまたま見つけた『Feel Love』で森見登美彦特集が組まれていたので。 太宰治生誕100周年記念、とのことだけど、『Feel Love』って恋愛小説に特化した文芸誌じゃなかった?と思いましたが、『新釈 走れメロス』が祥伝社から発売される、そのプロモーションを…

<本>新釈 走れメロス他四編 森見登美彦

再読。 日本文学の名作を「森見流」に換骨奪胎して書き直した5編の物語。 面白かった。 各作品の登場人物たちがちょっとずつ交差しているあたりも好き。 私は「山月記」がすごく好きなのでどうなるかな、と思ってたんだけど、「自意識・自尊心の高さ」が上…

<本>ぐるぐる問答 森見登美彦氏対談集 森見登美彦

文字通り森見登美彦さんの対談集。 14人の人と対談してます。 いわゆる芸能人な、劇団ひとり、本上まなみ、漫画家の羽海野チカ、同業の小説家・・・。 ウミノ先生はもともと好きだし、『夜は短し歩けよ乙女』の文庫版解説(イラストで)も面白かったので、読…

<本>夜行 森見登美彦

10年前、鞍馬の火祭りの夜、仲間の一人の女性が消えた。 そして10年後の今日、また仲間たちが集まった。 仲間たちはそれぞれの旅の思い出を、旅の「夜行」を語りだす・・・。 それぞれの旅の語りのパートは怖かった! 「裏森見」を感じました。 それだけに、…

<本>きつねのはなし 森見登美彦

『熱帯』に出てきた「芳蓮堂」が登場する、というので読んでみましたが・・・、怖かったー! もともと『きつねのはなし』は怖い、と聞いていたので怖がりの私は敬遠し、『夜は短し歩けよ乙女』とか『有頂天家族』とかの「楽しいお気楽ふしぎな京都」話系ばか…

<本>熱帯 森見登美彦

私ー奈良に住む作家「森見」ーは、『千一夜物語』を読んでいるうちに、学生時代に読んだ本『熱帯』を思い出す。 上京の際に参加した「沈黙読書会」でその『熱帯』を持つ女性を発見するが、「この本を読み終わったものはいない」と謎の言葉を告げられる。 そ…